桜の幹や大枝から木屑が出る訳
最近、お問い合わせがあるのが、桜から木屑が出るということです。
桜の幹や大枝から木屑が出るのは、桜の中に潜り込む害虫(穿孔性害虫)とみていいでしょう?中でも最近広がっているのはクビアカツヤカミキリです。
クビアカツヤカミキリの被害
クビアカツヤカミキリは大陸や台湾などから来たといわれる外来のカミキリムシです。桜や梅の幹や枝を食い荒らしてやがては枯らします。荒らした後は、オレンジ~茶色の色の木屑が出ます。
奈良の葛城郡での写真ですが、これがクビアカツヤカミキリの幼虫です。こんなのが幹や大枝を食い荒らします。恐ろしいですね。
大阪の堺付近では多くの桜が被害を受けていますが、被害を受ける地域は徐々に周辺に広がってきているようです。
枚方市でクビアカツヤカミキリの被害
先日、枚方市の方からお問合せがありました。桜から木屑が出ているというのです。
見に行くとオレンジ色の木屑です。恐らくクビアカツヤカミキリの仕業です。
形状に少し疑問がありますが、クビアカツヤカミキリとして対処しました。
樹木医 松井裕之
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参考動画